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ソニーは4月10日、「スゴ録」新製品を発表した。全モデルがデジタルチューナーを内蔵し、デジ・アナ2番組同時録画をサポート。新たに携帯電話からの「リモート録画予約」や「ダイジェスト再生」を搭載したほか、一部モデルではデジタル放送対応の「おでかけ・スゴ録」「DLNAサーバ機能」など、多くの新機能を詰め込んでいる。

 製品概要と店頭予想価格は下記の通り。

型番   RDZ-D97A   RDZ-D77A   RDZ-D87
HDD容量   400Gバイト   250Gバイト   400Gバイト
チューナー   デジタル3波+アナログ地上波(デジ・アナ同時録画)
リモート録画予約   ○
ダイジェスト再生   ○
おでかけ・スゴ録   ○   ー
DLNAサーバ機能   ○   ー
実売価格   17万円前後   14万円前後   14万円前後
発売時期   5月
 
 リモート録画予約は、携帯電話の画面にラテ欄タイプ(新聞のラジオ・テレビ欄スタイル)のEPGを表示。番組を選ぶだけで録画予約が行えるというものだ。EPGの手軽さにくわえ、同社によると「予約がすぐに自宅のスゴ録に反映されるリアルタイム性」も特徴だという。

 「これまでもCoCoonや他社製品など、携帯電話予約機能を持つレコーダーは存在したが、予約情報をサーバから受け取るのが1日に数回だったり、ユーザーが予約メールの書式をおぼえなければならないといった課題を抱えていた。しかし新サービスではEPG画面から選ぶだけ。本体が高速起動モードになっていれば、メール送信から“遅くとも1分以内”にスゴ録に反映できる」(同社ホームネットワークプロダクツマーケティング部Home Video MK課の中村芳彦氏)。

 ほかの録画予約と時間が重複している場合は、ユーザーの携帯電話にメールが届き、録画を開始したあとでも予約の取り消しが可能だ。「本体側で設定した録画予約を携帯電話から取り消すことはできないが、重複したときに“そのまま予約”すればいい」(同氏)。なお、携帯電話は5台まで登録できるため、家族で1台のスゴ録を共用していても問題は少ないだろう。

 番組情報はGガイドが提供し、地上デジタル/地上アナログ放送の両方をサポートする。対応機種は「SO902i」などFOMAの一部シリーズ。標準搭載アプリ「Gガイド番組表リモコン」を5月1日に提供開始する無料アップグレードを適用する必要があるが、登録料やサービス料金は発生しない。

 ダイジェスト再生は、番組録画中に映像や音声を解析し、重要な部分だけを連続再生する機能だ。新スゴ録では、デジタル放送番組のダイジェスト視聴もサポートした。

 ただし、単純に音声レベルが高いところ(サッカー中継のゴールシーンなど)を抜き出すだけではない。「おまかせチャプターを発展させたようなアルゴリズム」(同氏)を用い、EPGデータに含まれる番組ジャンルを参照して内容に則した動作をするという。対応できる番組のジャンルは「ニュース」「サッカー」「格闘技」「音楽」「その他」。たとえばニュース番組なら、スタジオ内でアナウンサーがニュースを読み上げるシーンを選び出してダイジェスト化する。

 「ニュース番組は、まずニュースの内容をアナウンサーが伝え、ビデオなどで付加的な情報を加える。映像の特徴を検出することで、ニュースの重要な部分だけを見ることができる」。

 ダイジェスト再生は、再生時に「短め」から「長め」まで5段階の視聴時間を選択できる。またダイジェスト再生と「早見再生」「NEXT」などの併用も可能にして操作性を向上させた。たとえば、ダイジェスト再生中にリモコンの「黄色」ボタンを押すと音声付きの早見再生に移行。NEXTボタンを押すと、早見再生を維持したまま、次の“見どころ”に移動できる仕組みだ。

●デジタル放送も持ち出せる「おでかけ・スゴ録」

 「PSP」などで録画番組を持ち出せる「おでかけ・スゴ録」機能も大幅に進化した。まず、内蔵のリアルタイムMPEG-4 AVCエンコーダーがVBR(可変ビットレート記録)をサポート。シーンに合わせてビットレートを配分することで画質を向上させるという。また今回はデジタル放送の“おでかけ”にも対応。「PSP」(メモリースティック PRO デュオ使用)に移す際はムーブになってしまうが、ハイビジョン放送はアナログ地上波よりも良好な画質で記録できる。

 さらに、テレビで視聴していた録画番組の“続き”だけを「PSP」に入れて持ち出したり、前述の「ダイジェスト再生」機能を利用して“ダイジェスト化した番組”を書き出すことも可能だ。ただ、続き録画はアナログ放送番組に限られるほか、ダイジェストの記録では書き出しの際に再エンコードが発生するため、再生時間と同じ時間が必要になるといった制限も付く。

 一方、DLNAのホームサーバ機能は、DVDレコーダーとしては初めて「DLNAガイドライン Ver.2.0」のDTCP-IPを正式にサポートした(松下DMR-E500Hは独自対応)。これにより、同社の「VAIO」シリーズなどDTCP-IP対応のクライアントがあれば、デジタル放送の録画データもネットワーク経由で配信できることになる。もちろんネットワーク再生とテレビ再生の併用も可能。「たとえばリビングルームでスゴ録を使用しているとき、他の部屋からネットワーク経由で別の番組を再生することができる」(中村氏)。

 このほか、従来モデルに搭載されていた「x-おかませ・まる録」や「x-Pict Story HD」「おまかせHDVダビング」といった機能は全モデルが継承。HDV 1080i対応のDV端子やHDMI出力も共通仕様となっている。また、各DVDメディアへの書き込み速度や編集に関する機能なども従来モデルと同等ながら、新たにDVD-RAM(殻なし)の再生をサポートするといったアップデートもある。

 ソニーの中村氏によると、HDDの大容量化や2番組同時録画機能を搭載したレコーダーの登場により、一般ユーザーがテレビ番組を録画する機会は確実に増えているという。しかし、視聴時間は簡単に増やせず、HDDの中に溜め込まれるだけの番組も多い。

 「スゴ録は、x-おまかせ・まる録や携帯電話予約で“確実に録る”ことができるようになった。そして次の段階は“効率よく観る”こと。『おでかけ・スゴ録』やDLNA対応はテレビを視聴する場所と時間を拡大し、ダイジェスト機能では“見どころ”だけを効率的に観ることができる」(同氏)。


(2006.4.10/+D LifeStyle)
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