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 ブロードバンドを利用した「テレビ電話」が急速に広まっているようだ。家族や恋人同士だけでなく、海外に離れて住む友達とでもお互いの顔を見ながら格安の料金で話せるなら、試してみる価値は大いにあるだろう。そこで必要なのがパソコンとブロードバンド環境にヘッドセット、そしてWebカメラだ。ビデオチャット人気に押され、売り上げも好調。そこで「BCNランキング」でWebカメラの売れ筋モデルを探った。



●「出世」して売り場が立派に! ビデオチャット人気を追い風に市場が拡大

 しばらく前なら売り場の片隅にひっそりと陳列されていたWebカメラも、テレビ電話人気を追い風に「出世」を果たし、店頭の目立つところに置かれるようになってきた。それにともないラインアップも充実。デモ機を展示する店も増えてきた。実際この半年間の動向を見ると、売り上げも着実に伸びている。

 では売れているのはどんなモデルなのか? 「BCNランキング」3月のデータで見てみよう。デジカメと同じようにWebカメラもセンサーにCCDを採用したものとCMOSを使ったものの2種類がある。しかしTOP20では、すべてCMOS方式の製品が占めた。価格が安いことが最大の理由と思われる。これまで「CMOSはCCDと比較して画質がいまいち」といわれていたが、ここ数年でCCDと遜色ないほどにCMOSの高画質化が進んだ。もう画質の問題でCCDかCMOSかを気にする必要はなさそうだ。特に普通にビデオチャットで使う分にはなんの問題もないといっていいだろう。

 画素数では、一時主流だった10万画素クラスの製品は姿を消しはじめ、値段も手ごろになってきた30万画素の製品が取って代わっている。さらに携帯電話などにも採用され量産効果が出てきたのか、130万画素のCMOSセンサーを搭載したWebカメラも登場し始めた。

 また、すぐにビデオチャットが始められるヘッドセット付きのモデルが上位にランクインしている。ヘッドセットがないモデルでも音声のやり取りを本体に内蔵したマイクとスピーカーでまかなうものが多い。なんらかの形で絵と音がセットになったモデルが大半だ。

●低価格と高画質で進む二極化

 1位、2位を独占したのは、バッファローの「CMOS 35万画素 Webカメラ ヘッドセット付きモデル」のシルバーとブラックのカラーバリエーションモデル。ヘッドセット付き実売で3000円を切る価格帯と性能とのバランスの良さが受けているようだ。

 3位には、130万画素のロジクール「Qcam Fusion with Headset」が食い込んできた。実売で1万円弱とWebカメラでは高額ながら、表情や顔の動きをキャラクターを使って伝えるなどビデオ特殊機能を盛り込んでいるのも人気。しかし目玉は高画質。ほかにも20位以内にロジクールの130万画素タイプが4機種も入ってきており、主流が130万画素クラスにスイッチする日もそう遠くなさそうだ。4、5位には、ロジクールとエレコムのヘッドセット付き30万画素CMOSタイプがランクインした。

 インターネットの無料電話サービスとして現在注目されているのが「Skype(スカイプ)」。06年1月には「Skype2.0」がリリースされ、ビデオチャットが正式対応となった。3月下旬には、世界中で同時利用者数が一時600万人を超える状態になるなど、利用者はうなぎのぼり。Webカメラにも、スカイプでの動作を保障する「Skype認定機器」なるものも登場してきた。Skype以外にもMSNメッセンジャーや、Yahoo!メッセンジャーなどテレビ電話を楽しめるメッセンジャーソフトもいろいろ。Webカメラを購入する際には、どんなソフトに対応しているか、あらかじめチェックしておきたい。

 メーカー別のシェアも見ておこう。約4割のシェアでトップをひた走るのはロジクール。このところ各社の参入でややシェアを落とし始めてはいるものの、依然ダントツの強さだ。そこに待ったをかけるべく急激にシェアを伸ばしているのがバッファローだ。機種別でトップの「BWC-35H01/SV CMOS 35万画素 Webカメラ ヘッドセット付きモデル」がメーカーシェアを押し上げている。

●かつて、世界中の人々が注目する世界一有名なコーヒーポットがあった

 ちょっと変わったカメラも登場し始めた、少しでも美しく写りたい女性の心をくすぐる「美白モード」搭載モデルから、ペットの専用の給餌器が付いたものまで。単にビデオチャットだけでなく、音声と動画を格安でやり取りできるというメリットを生かした製品も広がってきそうだ。たとえば、幼い子どもやおじいちゃん、おばあちゃんの様子を見守る用途に特化した製品なども期待できる。

 さらに、ソフトウェアと組み合わせて、設定したエリア内で映像の変化を検知する動作検知機能を搭載したものもある。不審な動きを感知してアラームを鳴らしたり、動画・静止画を録画し携帯にメールを送るなどの使い方もでき、ちょっとしたセキュリティ対策にも役立ちそうだ。もっと本格的な防犯を考えるなら、防水で屋外に設置できる「監視カメラ」も販売されている。無線LAN対応に加え、遠隔地からズーム操作ができたりやカメラの角度が変えられたり、さらにはナイトモードを備えたものでバリエーションは豊富だ。

 そのほかの用途についても、ゲレンデの積雪状況をリアルタイムで伝えたり、ひたすら富士山の雄姿をWebに流したりと、実用性のあるものから牧歌的なものまでさまざま。こうしたいわゆるライブカメラは、1991年の「The Trojan Room Coffee Machine」が始まりといわれている。ケンブリッジ大学のコンピュータ研究室にあるコーヒーメーカーのコーヒーの残量画像をほぼライブで10年にわたってインターネットに発信し続けたものだ。

 残念ながらこのコーヒーメーカーは01年8月22日世界標準時9時54分にスイッチが切られ、現在ではライブ映像を見ることはできないが、当時はインターネットの可能性を説明する際にもよく使われていた。世界中の人たちが、1つのポットに入ったコーヒーの残量を気にしていたのだ。このように、実はインターネットの歴史とは切っても切れないのがWebカメラ。これからも電話に、防犯に、遊びにと、さまざまに用途が広がっていくだろう。


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・約2200の店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。


(2006.4.21/BCN)
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