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松下とスクエニは、異なるデジタル家電間でコンテンツをシームレスに活用するための統合プラットフォームを共同で構築する。デジタルテレビを中心とした家電向けコンテンツの充実につなげる。

 松下電器産業とスクウェア・エニックスは4月7日、異なるデジタル家電間でコンテンツをシームレスに活用するための統合プラットフォームを共同で構築すると発表した。松下のシステムLSIプラットフォームにスクエニの組み込みソフトウェア技術を提供。メーカーやコンテンツプロバイダーに提案し、デジタルテレビを中心とした家電向けコンテンツの充実につなげる。


 UniPhierは、デジタル家電や携帯電話、カーAV製品などに対応する統合プラットフォーム。システムLSIと、共通のソフトウェアプラットフォームで構成されている。

 デジタル化で家電の製品サイクルは短縮が進む一方、製品の優劣のカギを握るシステムLSIとソフトウェアの開発に多大な手間とコストがかかり、家電各社の悩みの種になっている。Uniphierは土台部分を共通化することでソフトウェア資産の流用などを可能にし、開発期間とコストを削減するのがねらい。既に「VIERA」の一部機種や、「FOMA P901iTV」で採用した(関連記事参照)。

 スクエニはUniPhierに、グラフィックスやサウンド、非同期通信機能などを統合したミドルウェア「SEAD Engine」を組み込み、開発環境も提供する。対応コンテンツを一度開発すれば、デジタルテレビやPC、携帯電話などさまざまな機器で使い回せるため、移植コストを大幅に削減できるとしている。

 同社はこれまで、ゲーム専用機に加え、PCや携帯電話向けにもゲームを開発してきた「組み込みソフト企業」でもある。和田洋一社長は「最後の巨大なマーケットがデジタル家電」とし、統合プラットフォームで移植コストを下げ、テレビ向けコンテンツ市場を活性化したいと語る。

 松下の古池進副社長によると、新プラットフォームは、米Intelの「Viiv」のデジタル家電版といった位置づけ。「ViivはPCからのアプローチだが、デジタル家電側からも可能性を示していきたい」(古池副社長)

 2006年上半期にプロトタイプを完成させ、2007年度下期にもソリューションとして提供を始める予定。両社以外のコンテンツプロバイダーやデジタル家電メーカーにも売り込み、デジタル家電向けコンテンツ市場の拡大につなげる。
(2006.4.8/IT Media)
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