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わからないことがあったとき、百科事典を引っ張り出すのはもう古いかもしれない。誰でも自由に閲覧・編集できるオンライン百科事典「 ウィキペディア 」はネットならではの使いやすさと新鮮さを備え、訪問するユーザーは一年で 3倍以上に拡大 している。今回の調査では、その利用動向や信頼性などについて聞いた。

インターネットコム株式会社 と gooリサーチ が行った調査によると、ウィキペディアの内容について、ある程度信頼できるというユーザーは計94.32%にものぼることがわかった。

調査対象は、全国20代~50代のインターネットユーザー1,060人。男女比は男性44.43%、女性55.57%、年齢別は、20代24.62%、30代43.68%、40代23.68%、 50代8.02%。

オンライン百科事典「ウィキペディア」を知っている人は、閲覧経験者(46.51%、493人)も含めて56.23%(596人)。以下、約半数を占めた閲覧経験者に伺った。

閲覧したことがある493人にその利用法を聞くと、「検索結果に出たときなどに利用する」というユーザー(57.40%)が、「調べ物に利用する」を上回った(41.38)。その他の回答では、「連想ゲームのようにあてもなく関連項目を調べてまわる」といった回答も見られた。リンクによってあらゆる記事がつながるウィキペディアならではの利用法だ。

実際、ウィキペディアの優れた点についての問でも「キーワードがリンクでつながっていること」が最も支持されている(305人)。これに続いたのは「網羅するキーワードが多いこと」(284人)、「記事の内容が新鮮なこと」(140人)、「一般ユーザーの手で編集されていること」(138人)など。

その他の意見では「普通の百科事典に載っていないことが載っている」、「難解な用語や言い回しが少ない」、「検索エンジンから辿りつける」、「マニアックな情報がある」などが挙げられた。

ウィキペディアの内容について、「十分信頼できると思う」と回答したユーザーは14.40%、「まあまあ信頼できると思う」というユーザーを合わせると計94.32%にものぼる。一方の「あまり信頼できないと思う」(5.27%)、「まったく信頼できないと思う」(0.41%)とするユーザーの方が少数派となった。

多くの人が信頼を寄せるウィキペディアだが、やはり実際に編集したことがあるユーザーは少ない。「編集したことがある」人は閲覧経験者の4.92%(21人)にとどまり、これは全体のわずか1.98%だ。誰もが自由に書き込めるという特徴を活用しているのは、現在のところごく一部のユーザーのみである。

ただ、これでも書き込みユーザーは増えているようだ。日本版は4月9日に20万項目を達成、項目数が2005年10月24日の15万から今回の20万に増えるのに要した日数はわずか129日。5万から10万に要した日数が261日、10万から15万に要した日数が255日であることを考えると、閲覧者の増加とともに、書き込みも倍のペースで増加している。ウィキペディアは、ユーザー参加、集合知の利用という観点から Web2.0 サービスともいわれる。今後は書き込みユーザーの増加からも目が離せない。


調査協力: gooリサーチ )


(2006.4.11/japan.internet.com)
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