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 カカクコム(穐田誉輝社長)は、毎週月曜日から金曜日の21時55分からの約5分間、東京メトロポリタンテレビジョン(後藤 亘社長)で価格.comのデータを活用した新番組「kakaku.comTV」の放映を4月3日から開始する。

 提供コンテンツとしては、(1)パソコン、パソコン周辺機器、ブロードバンドサービス、携帯電話、デジタルカメラ、(2)AV・情報家電、調理・生活家電、健康・美容家電、エアコンなどの季節家電、(3)当日限定宿泊予約、トラベル情報、(4)損害保険、生命保険、証券会社、外貨預金、商品先物、投資信託等のマネー情報、(5)全国レストランのクチコミ情報ーーなど。

 同社では、ワンセグ放送におけるデータ放送の活用によって、(1)一歩踏み込んだ情報の提供、(2)番組で紹介した商品の購買機会の提供(成果報酬型広告)、(3)動画を活用した新たな広告商品の開発ーーを視野に入れ、デジタルガレージグループ各社とも連動して新サービスを提供していく予定。(2006.4.3/CNet)
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NECが3G携帯開発について、東芝、松下電器とそれぞれ提携交渉を進めていると一部マスコミが報じた。それによるとNECは、東芝にはソフトの共同開発について話を持ちかけており、既にソフト開発で提携している松下電器とは、部品の共通化にまで踏み込んだ提携に向け交渉を進めている模様としている。

 3G携帯電話は、開発コストの削減や開発期間の短縮が求められているが、端末自体は複雑化する一方で、端末メーカーの提携が進んでいる。既に松下電器とNEC、富士通と三菱電機、シャープとソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(2004年11月)、Nokiaと三洋電機が3G端末の開発について提携しており、各社とも端末開発の効率化に向けた施策を加速させている。

 NECは、今回の提携報道について「以前から社長会見などでも話しているとおり、さまざまな提携の可能性を検討しているのは事実。ただ、相手先や詳細については明らかにできる段階ではない」(NEC広報)としている

(2006.4.3/+D Mobile)


 日立電線と米コーニングケーブルシステムズは、検討中だった国内の光ファイバーケーブル事業の統合範囲を拡大する契約を結んだ。両社は折半出資会社のアドバンスト・ケーブル・システムズ(東京都港区)に国内向け光ファイバーケーブルと光配線機器事業を1日に譲渡した。これまで両社は光ファイバーケーブルのうち製造部門だけを統合していた。

 今回の契約で光ファイバーケーブルの開発・販売と、クロージャなど光配線機器の開発・製造・販売事業も合弁会社に移管する。

 ただ両社が展開している光ファイバー母材の製造・販売は合弁に移管しない。また一部の顧客向けは日立電線に残る。

 両社は、05年末に同事業の統合範囲拡大で基本合意していたが、その詳細がこのほどまとまった。

 アドバンストは02年3月設立で、従業員220人。48億円の売上高は、今回の事業移管で150億円に増える見通し。両社はアドバンストへの光ファイバー母材の提供は継続する(2006.4.3/日刊工業新聞)



 地上アナログ放送が終わりを迎える11年7月24日の「Xデー」まで5年あまり。店頭に並ぶアナログテレビには「2011年アナログテレビ放送終了」と書いたシールも貼られ、「これから買うなら地上デジタル放送対応テレビ」と考える人も多いことだろう。そこで、デジタルチューナー搭載の液晶・プラズマテレビに絞り、売れ筋動向を探ってみた。



●06年は地デジの本格普及元年、搭載モデルは7割超

 03年12月1日から関東・近畿・中京でスタートした地上デジタル放送。総務省は、05年に全体の約57%の2700万世帯で視聴できる環境が整ったとしている。さらにこの12月までには視聴できる地域も全国に広がり、全体の約79%にあたるの3700万世帯で楽しめるようになる。今年は、「地上デジタル放送時代が本格的な幕開けを迎える年」といえるだろう。

 「BCNランキング」3月第2週(3月6日-3月12日)では、液晶テレビとプラズマテレビの全販売台数のうち、地上デジタルチューナーを搭載したモデルが71.1%を占めている。「薄型テレビに地デジチューナー」は、ほとんど標準的な組み合わせになってきたようだ。

 それでは、液晶とプラズマのうち地上デジタルチューナー搭載モデルの売れ筋ランキングを見てみよう。販売台数シェア6.3%で同率1位を飾ったのは、ソニーの液晶テレビBRAVIAの32V型「KDL-32V1000」とシャープの液晶テレビAQUOSの32V型「LC-32BD1」。3位が5.6%でシャープの液晶テレビAQUOSの20V型「LC-20AX5」、4位が3.1%で松下電器の液晶テレビVIERAの15V型「TH-15LD60」、5位に3.0%で松下電器のプラズマテレビVIERAの37V型「TH-37PX50」がランクインした。32V型のお手ごろサイズと実売で20万円前後の価格に人気が集まった一方、20V型以下のパーソナルユースモデルも3、4位に顔を出している。プラズマテレビでは唯一、松下電器の37V型がトップ5に滑り込んだ。

 1位のソニー「KDL-32V1000」は、インテリアとしての新しい存在感を追求したクール&モダンデザインが特徴。視野角、コントラスト比、応答速度、すべてを進化させた「ソニーパネル」を搭載し、ハイビジョン放送だけでなく、アナログ放送でも高画質を実現している。同率で1位のシャープ「LC-32BD1」は、3月発売の新製品で、好調な滑り出しとなった。1200:1と高コントラストで、上下・左右176度の広視野角、応答速度6msecの最新パネルを搭載したモデルだ。

 3位のシャープ「LC-20AX5」は20V型。実売で10万円強のパーソナルユースモデルだ。モバイルオーディオ端子やPC入力端子など、便利機能を搭載したのが特徴。4位の松下電器「TH-15LD60」はさらに小さく、業界で初めて15V型液晶テレビにデジタルチューナーを内蔵した。実売で7万円強と10万円を切る手軽な価格でハイビジョン放送が楽しめるところに人気が集まっているようだ。

 5位の松下電器「TH-37PX50」は37V型のプラズマ。実売は20万円台半ばで省電力と長寿命を特徴とする。

●これから注目が集まるのはフルHDモデル

 今後の注目株は解像度が1920×1080画素の「フルハイビジョン(フルHD)」モデルと言われている。現在、地デジチューナー内蔵の液晶とプラズマは約400モデルが販売されているが、そのうちフルHDモデルは全部で19モデルとまだまだ少ない。なかでも最も売れているのはシャープAQUOSの37V型「LC-37GE2」。実売は30万円台半ばと手の届く価格になってきたものの、ランキングはまだ27位。フルHDモデルは37V型が最小サイズとなるため、現在の売れ筋サイズよりも若干大きく10万円程度高いこともあってか、売れているとはいえない状況。とはいえ、HD DVDやブルーレイ・ディスク(BD)といった次世代DVDが登場すれば、それらとあわせて購入するパターンも予想され、フルHDの薄型テレビはこれから、といった感じだ。

 ここでメーカー別のシェアも見てみよう。AQUOSが好調なシャープのシェアは35-40%で推移し、しばらくその王座は揺るぎそうもない。05年10月に新ブランドBRAVIAを投入したソニーは、ラインアップが出揃った11月末には松下を抜き2位に浮上。その後、年明けの1月には圧倒的な力を誇るプラズマテレビと液晶テレビの両輪を持つ松下が2位を奪還したものの、2月末にはまたソニーが2位に浮上。抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げている。

 地上デジタル放送の開始と低価格化で、急激に普及してきた大画面の薄型テレビだが、テレビを見られるパソコン「テレパソ」も、新しいテレビのカテゴリーを確立つつある。さらに4月には、携帯端末向けのテレビ放送「ワンセグ」も始まる。携帯電話、カーTV、ノートパソコンなどが受像機にもなり、小さな画面で楽しむテレビも拡大しそうだ。視聴環境が大きく変わり、テレビの楽しみ方も広がってきたが、商品の仕様も複雑になってきた。薄型テレビは1インチ1万円を切ったとはいえ、まだまだ高い買い物。しっかり情報を仕入れて用途にピッタリ合ったテレビを購入したい。


■フルハイビジョン(フルHD)【full high definition】とは?

 テレビ映像は、走査線と呼ばれる横に走る映像の帯が多ければ多いほど解像度が高くなり、詳細な表示ができる。現在のアナログ放送では走査線の数は525本だが、ハイビジョンの地上デジタル放送では、走査線の本数は1125本。これが美しい映像の秘密だ。ところが、現在の薄型テレビでは解像度が水平1366×垂直768画素程度のものがほとんど。垂直方向の画素数がまったく足りないため、すべての走査線が表示できない。存分に実力が発揮できていない状態だ。これに対し、解像度が水平1920×垂直1080画素以上のテレビは、ハイビジョン放送で送られてきた高画質映像を余すことなく映し出すことができる。そのためこれらの解像度を持つテレビをフルHDと呼んで区別する場合が多い。


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・ 約2200の店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。



(2006.4.3/BCN)

 ソニー系のアニメ制作大手のアニプレックスは今秋、CG(コンピューターグラフィックス)専門のアニメ制作スタジオを都内に建設する。総投資額は約15億円で、国内最大級のアニメ制作施設となる。アニメは制作手法が、手描きからCGに急速に移行している。自社で最先端の立体CG映像を作れる体制を整え、大型作品の自主制作を目指す。

 新スタジオはアニメ制作などアニメ産業が集積する杉並区に建設する。施設は地上4階建てで、延べ床面積は1340平方メートル。建設費とは別にパソコンなどCGアニメ制作に必要な最新の機材やソフトに5億円強を投じ、10月に営業を始める。(2006.4.3/日本経済新聞)


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