ITニュースの保管箱
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この新型のコンピューターウイルスは、「山田オルタナティブ」と呼ばれるもので、国内でことし2月に確認されました。このウイルスは、ファイル交換ソフトやホームページ上で、画像や音楽などのファイルとして出回っていることが多く、感染するとパソコンのデスクトップの様子やハードディスクに保管された情報を勝手にインターネット上に公開するため、Winnyを使っていなくても、情報が流出してしまうのが特徴です。民間の情報セキュリティー会社「ラック」がこの「山田オルタナティブ」の感染被害を調査したところ、国内で1日当たり少なくとも300台のパソコンが新たに感染し続けており、被害はこれまでに1万台を超えているとみられることがわかりました。このウイルスについては現在、最新の対策ソフトを導入していれば、感染を防げる場合も多いということで、情報処理推進機構の加賀谷伸一郎研究員は「Winnyを使っていなくても、パソコンをインターネットに接続している限り、情報流出の危険はつきまとう。パソコンには最新のウイルス対策ソフトを導入し、メールの添付ファイルやネット上にあるファイルで、信頼のできないものは絶対に開かないようにするべきだ」と話しています。(206.4.3/NHK)
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