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ニフティのブログサービス「ココログ」で不具合が相次ぎ、ユーザーの不満が高まっている。完全復旧のめどは立っておらず、同社社長がブログで「申し訳ない」と謝罪した。

 ニフティのブログサービス「ココログ」で、3月28日に行ったリニューアルをきっかけに不具合が相次ぎ、ユーザーの不満が高まっている。同社は不具合を順次修正しているが、完全復旧のめどは立っていない状態。同社の古河建純社長は4月4日、自身のブログで「申し訳ない」と謝罪した。


古河建純社長のブログ
 同社は、ISP会員向けの「ココログベーシック」「同プラス」「同プロ」の3サービスで28日、トラックバック・コメントの非公開を可能にしたり、ポッドキャスティングに対応するなどいくつかの機能を追加した(関連記事参照)。

 その後、3サービスで予約投稿ができなくなったり、デザインが崩れたり、記事本文が左サイドバーに表示されるなど不具合が出た。システム負荷も高まってアクセスしづらくなり、時間帯によっては投稿できなかったり、投稿に数分かかったりすることもある。

 古河社長はブログで「利用者の皆様方にたいへんご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪。「現場のスタッフはたいへんがんばっていますが、残念ながら、バグと性能問題をまだ解決できていません。一刻も早い解決に向けて全力を尽くしていますので、もうしばらくお時間をいただきたくお願いします」とコメントした。同社広報室も「申し訳ないとしか言いようがない。もう少しお時間をいただきたい」と話している。

 同社は昨年11月、ISP非会員でも利用できる「ココログフリー」をスタートした際にも、既存の3サービスでレスポンスが低下。ユーザーから不満が寄せら、古河社長がブログで謝罪していた(関連記事参照)。

 社長は今回のエントリーでこのことにも触れ、「昨年来、性能問題でご迷惑をかけ、何とか改善できたとご報告しておきながら、その後のメンテナンスの不具合、更に今回のバージョンアップでのトラブルと、トラブル続きで言い訳のしようがない状況だと認識しています」とコメントしている。(2006.4.4/IT Media)
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Intelのフラッシュメモリ部門は、最新の製造技術に移行することで、チップの記憶密度を倍増させる準備を進めている。

 Intelにとって初となる65ナノメートル(nm)製造プロセスを利用したNOR型フラッシュメモリチップのサンプルは、2006年第2四半期に出荷開始が予定されている。同社のBrian Harrison氏(フラッシュメモリ・グループ、バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー)は、2006年末までに携帯電話メーカー各社向けに大量出荷が可能になると述べた。また、従来の90nm製造プロセスによるフラッシュメモリの記憶容量である512Mビットに対し、新チップでは1Gビットのデータを保存できるようになると、Harrison氏は述べた。

 Harrison氏は、Intelのスタッキング技術を利用することにより、2GビットのNOR型フラッシュメモリの製品化も可能になると述べた。45nm製造プロセスに移行するころには、コスト効率の高い2Gビットのフラッシュメモリの生産が可能になっているはずだと、Harrison氏は述べた。

 フラッシュメモリとしては、NOR型よりもNAND型のほうが普及に拍車がかかっている。大容量で書き込み速度の速いNAND型の利点がメモリカードなどに活用されているためだ。リサーチ会社iSuppliのデータによると、すべてのフラッシュメモリの生産量のうちNAND型メモリの占める割合は、2004年の45%から2006年には69%に達する見込みだという。

 Intelは、Micron TechnologyとのジョイントベンチャーであるIM Flash Technologiesを通じて、NAND型メモリ市場にも取り組んでいる。NAND型メモリ市場を支えているのは、Apple Computerの「iPod nano」や「iPod shuffle」といった携帯音楽プレイヤーの好調な売上だ。Appleは、IM Flash Technologiesにとって最初の顧客の1社でもある。(2006.4.4/CNet)
 ピーヴィーは4月4日、インターネットを介した動画共有サービス「PeeVee.tv」(ベータ版)を開始した。ピーヴィーは、2月14日に設立されたばかりの企業で、PeeVee.tvの運営や動画配信プラットフォームを提供している。

 PeeVee.tvでは、ユーザーが撮影、編集したビデオをアップロードし、一般公開できるほか、特定の相手に限定して公開することもできる。また、他のユーザーが公開したビデオにコメントを書き込むことができ、他社が運営するブログやオークションサイトなどの中にビデオ画面を簡易表示することも可能だ。

 アップロードされた動画は、アップルコンピュータのiPodでの閲覧に適したMPEG4コーデックに変換してダウンロードすることもできる。

 動画を投稿するにはユーザー登録が必要だ。ユーザーは、50Mバイトまでのディスク領域を無料で利用できる。視聴するだけの場合はユーザー登録の必要はないが、コメントを書き込む際には登録が必要となる。(2006.4.4/CNet)

ハードディスクメーカー各社は、フラッシュメモリの挑戦を受けて立つために、新たなサイズのディスク開発を検討している。

 日立のBill Healy氏(コーポレートストラテジーおよびマーケティング担当シニアバイスプレジデント)によると、各社が検討しているのは、プラッタの直径が1.3インチのディスクだという。

 これらのハードディスクは、現在市場に出回っている1インチディスクや0.85インチのマイクロドライブ製品よりもはるかに大容量で、しかもiPodや小型ノートPCに搭載されている1.8インチディスクよりも内蔵スペースが小さくて済み、さらに消費電力も少なくなる。

 「1.3インチのディスクができれば、フラッシュメモリとの競争で優位に立て、しかも1インチのディスクに比べて2倍のデータをそれに保存できる」(Healy氏)

 話し合いはまだ続いているところだが、こうした動きは、2006年に誕生50周年を迎える技術であるハードディスクを製造する各社が、家電市場でポジションを拡大するのに役立つ可能性がある。

 赤字と黒字を繰り返してきているハードディスクメーカーにとって、家電製品は無くてはならない市場となっている。家電向けのハードディスクの出荷台数は、2005年の約6000万台から2006年には35%増の800万台強まで増加すると見られていると、調査会社TrendFocusのアナリスト、John Donovan氏は述べている。

 ハードディスク市場全体での出荷台数は、2005年の3億8000万台から18%増加し、2006年には4億5000万台になると見られているが、この大半はPC向けのものだ。

 これらのハードディスクは、大半が直径3.5インチのもので、ハードディスクレコーダーやテレビに使われている。たとえば、日立は日本で1テラバイトのハードディスクを内蔵するDVDレコーダーを販売している。

 しかし、ハードディスク業界は携帯音楽プレイヤー市場で部分的に生彩を失っている。ハードウェアメーカー各社は2003年にマイクロドライブを採用し始め、Apple Computerが2004年にこれを「iPod mini」に搭載すると、その人気は一気に拡大した。携帯音楽プレイヤーは分水嶺となる用途だった--1999年にIBMがマイクロドライブを開発して以来、ハードディスクメーカー各社はこの製品を大量に消費する用途を捜してきていた。

 しかし、この蜜月も長くは続かなかった。Appleが2005年にリリースした「iPod nano」には、マイクロドライブよりも高価だがデータ転送速度が速いフラッシュメモリが採用された。一部の携帯電話やビデオカメラでマイクロドライブを採用する例もあったが、それらはほとんどがハイエンドのモデルだった。

 「マイクロドライブはいま苦境に立たされている」とHealy氏は言う。「フラッシュメモリの市場参入で、携帯音楽プレイヤー関連のビジネスが確かに影響を被った」(Healy氏)

 プラッタの直径を大きくすれば、それだけ記憶容量が増大するため、1.3インチディスクの用途としては携帯ビデオプレイヤーが考えられる。現在、1インチマイクロドライブの記憶容量は最大で8Gバイトで、大量のビデオを収めるには容量不足だが、それに対して1.8インチディスクの記憶容量は80Gバイトとなっている。そして、1.3インチディスクの記憶容量はちょうど両者の中間になり、フラッシュメモリに比べてかなり低コストでデータ保存が可能になると考えられている。

 「プラッタあたりの容量はもっと増やせるが、実際にどうなるかは一般ユーザーの反応次第だ」と、Seagate TechnologyのRob Plait氏(グローバル・コンシューマ・エレクトロニクス・マーケティング担当ディレクター)は述べている。「ハードディスク業界は2~3カ月前からこの技術について話し合ってきている」(Plait氏)

 ただし、TrendFocusのDonovan氏は、これらのハードディスク製品を携帯電話機メーカーに採用させることは簡単にはいかないだろうと述べている。1.3インチのハードディスクを携帯電話に内蔵すること自体は簡単だが、一般ユーザーがそれほどのストレージ容量を欲しがると電話機メーカーが考えるとは限らない。

 なお、ハードディスクメーカー各社はすでに製品の小型化をあきらめている。これ以上の小型化を進めても、コストの増加と記憶容量の減少しか見込めず、フラッシュメモリとの競争がさらに難しくなってしまうためだ。

 ハードディスクの容量は毎年約40%のペースで拡大を続けてきているが、これは2年で容量が倍になることを意味する。なお、1990年代後半には1年ごとに容量が倍増していた。
新シリーズ「CinemaStar」

 日立グローバルストレージテクノロジーズは今週、ハードディスクレコーダー向けの新しいハードディスク製品を投入する。この「CinemaStar」という製品は、PC用のハードディスクよりも静音性が優れていると、同社は説明している。

 CinemaStarシリーズの製品は、基本的に同社のPC向け製品「DeskStar」と同じものだが、DeskStarに比べてデータを捜す際の速度が遅いため、プラッタの回転が低速になり、騒音も低減されるという。それでも、映画の場合は他のデータに比べて次の場面を見つけやすいため、ユーザーの目にはパフォーマンスの低下(もしくは、ビデオ映像のちらつき)はわからないようになっている。

 「この製品では、長い線上にならんだデータブロックを読み取っていくので、速度を落とすことができる。ディスクの動作を変えるために、われわれは新たなアルゴリズムを開発した」(Healy氏)

 CinemaStar製品は3.5インチ径のプラッタを採用し、データ容量は80Gバイト~500Gバイトとなっている。これらの製品は家電メーカーやPCメーカーに販売される。
(2006.4.4/CNet)

Googleは自社の機能をテレビやラジオ、ステレオなどにも広げようとしている。テレビに関しては、ビデオやゲームを提供するオンデマンドサービスを準備しているようだ。

 ネット検索企業Googleは、これまでになく本格的に家電向け機能を準備しているようだ。

 ここ数週間のうちに、Googleは自社のテレビ・ラジオ製品をテレビ、ステレオ、ラジオ、携帯電話に対応させるためのスタッフを探し始めた。

 テレビに関しては、同社はビデオやゲームを提供するオンデマンドサービスを準備しているようだ。同社は、インターネットベースのインタラクティブテレビ、パーソナルビデオレコーダー、ビデオオンデマンド、詳しくは不明だがCATV事業者が提供する機能についての経験を持つソフト技術者を募集している。

 Googleにはテレビ関連の求人が少なくとも3種ある。1つはプロダクトマネジャー、残る2つはテレビ技術エンジニア。勤務先は米カリフォルニア州マウンテンビューとワシントン州カークランドだ。

 Googleのラジオ関連のプロジェクトでは、少なくとももう2人スタッフを雇う予定だ。勤務地はカリフォルニア州ニューポートビーチ。職種の説明を読むと、Googleはネット検索・広告機能をdMarc Broadcastingのシステムにさらに本格的に組み込んでいるようだ。

 Googleは1月に、4500本を超えるラジオ放送(ラジオ局上位50局のうち40%を含む)に広告を配信するdMarcを買収した(1月18日の記事参照)。

 Googleのネット検索、メッセージング、地図検索は主にパーソナルコンピュータに限定されているため、このように機能を拡大すれば同社にとってメリットになる。

 今出回っているテレビ、ステレオ、携帯電話の数がパーソナルコンピュータを大きく上回っていることを考えると、ある意味では、Googleはまだ初歩の段階にいるにすぎない。

 テレビやラジオに機能を拡大すれば、Googleはより競争力の高い広告パッケージを企業に提供できるようになるだろう。それは同社が必要としているものだ。

 PC以外の分野に関しては、Googleは主なライバルのMicrosoft、Yahoo!、AOLに後れを取っている。

 またテレビやラジオへの進出は、投資家からのプレッシャーに応えての動きかもしれない。投資家らは、年間ネット広告収入がいずれ頭打ちになることは避けられず、Googleにはそうなった時への備えができていないのではないかと懸念している。

 「Googleが失敗する可能性は数百万通りもある」とJupiterResearchのアナリスト、バリー・パール氏は語る。「だが良い面を見ると、(Googleに)内在するポテンシャルとライバルを出し抜く可能性は莫大だ」

 Googleの広報担当者に本稿についてのコメントを求めたが、同社が進めている取り組みについてはほとんど明かさなかった。

 この担当者は電子メールに次のように記している。「Googleは常に、世界中の才能ある人材を求めている。残念ながら、現時点では職種説明欄に書かれている以上のことは話せない」
(2006.4.4/IT Media)


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