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IBMと新興企業のRapportが、情報処理の高速化と消費電力の大幅な低減を図った新プロセッサ「Kilocore1025」の設計プレビューを披露した。

 米IBMと新興企業のRapportは4月4日、カリフォルニア州サンノゼで開催のEmbedded Systems Conferenceで、両社が共同開発した省電力プロセッサ「Kilocore1025」の設計プレビューを披露した。

 Kilocore1025は、1個のチップ上で1024の8ビットプロセシング要素とPowerPCコアを組み合わせた低コストプロセッサ。Rapportの「Kilocore」技術とIBMのPowerアーキテクチャを活用し、既存のプロセッサに比べて情報処理の高速化と、消費電力の大幅な低減を図った。

 同プロセッサは、モバイルゲーム、国土安全保障、サーバコンポーネント、画像処理、家電、スーパーコンピューティングといった用途への応用が可能。例えば、省電力型の携帯機器でHDビデオのストリーミング放送を、既存のプロセッサに比べて5~10倍の高速で視聴することが可能だという。

 Rapportはシリコンバレーの振興企業で、IBMのPower.orgを通じて同社と協力。RapportのKilocoreベースのプロセッサは、小型チップ上に大量のプロセッシング要素を並列配置する手法により、従来型プロセッサの欠点を補っている。(2006.4.5/IT Media)
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 現在販売されているマウスの数は実に約1500種類。パソコン関連の機器のなかで、触れている時間がキーボードと並んで長いものだけに、あらゆるバリエーションの製品が用意されている。そのなかで、「今売れているマウス」とは一体どんなものなのか? 「BCNランキング」でまとめてみた。



●ノートPCにもマウスは必需品?

 デスクトップPCを買うと、キーボードとマウスは付属している場合が多い。一方ノートPCでは、かなりの場合マウスはオプション。ところが「ノートPCにマウスを接続」というのは、実際にはよく見かける光景だ。現在のパソコン販売状況を台数比で見ると、デスクトップ型が34%に対し、ノートブック型が66%と、ノート型がほぼ2倍。当然、マウスもノート用の需要はかなり多いと思われる。さらに「机の上をすっきり使うためにコンパクトなものや、使用後片付けやすいよう巻き込み式マウスを買い足す」(バッファロー・広報)といった傾向もあるようで、比較的小型の製品に人気が集まっている。

 では実際の売れ筋を見てみよう。「BCNランキング」06年2月の月次データでは、販売台数シェア2.6%でランキング1位を獲得したのはバッファローの「BOMU-SSV(シルバー)」だった。USB接続でスクロールホイールつきの光学式と、スタンダードな機能のミニサイズマウス。重量は62gと軽量で、持ち運びもしやすい。現在都内大型量販店では1000円台前半で売られており、低価格なのも人気の理由のようだ。

 2位はエレコムの「M-M1UP2RWH(ホワイト)」で販売台数シェアは1.7%。1位の「BOMU-SSV」と同様、スタンダードな機能だけを搭載したシンプルモデルだ。価格も1000円台半ばと買いやすい。同じシリーズの色違いが3位にブラック、10位にブルー、19位にレッドがランクインしており、シルバー以外のカラーも人気が高い。4位にはマイクロソフト「BX3-00007(ブラック)」という結果になった。

 昨年夏、一大ブーム巻き起こしたアップル初のマルチボタンマウスMighty Mouse「MA086J/A」はシェア0.8%で11位。デザイン性と多機能が融合した、4+1ボタンマウスで、左右のクリックボタンの代わりにタッチセンサーを搭載したのが特徴。指一本で縦・横360度スクロールできるスクロールボールも話題になった。5000円台半ばと高価な部類に入る上、Windowsでも使えるものの、Mac専用というイメージが強いなか、このランキングは健闘しているといえるだろう。

●3位争いを演じるマイクロソフトとロジクール

 メーカー別で見ると、ユーザーに最も支持されているメーカーはエレコムでシェアは26.6%となった。続く2位がサンワサプライで17.1%、3位がマイクロソフトが14.1%、4位がロジクールで11.2%という結果。

 エレコムとサンワサプライは多少シェアの変動があったものの、安定的に推移しているが、3位の座をマイクロソフトとロジクールで争っている状況だ。1年前はマイクロソフトが11.2%、ロジクールが14.4%だったが、05年7月に逆転。両社はシェア13-15%のところで攻防戦を繰り広げ、05年12月にマイクロソフトはロジクールに3%の差をつけて業界3位の座についた。

 一方、この半年でシェアを4%も拡大したバッファローは注目。現在5位のポジションだが、05年8月以降の追い上げが急だ。

●標準的なマウスは2000円台半ばの有線の光学式、「レーザー」もちらほら

 現在、マウスの平均単価は2600円ほど。1000円以上3000円以下の製品の販売台数が全体の60%を占めており、このあたりがボリュームゾーンになっている。また接続方式別では有線が74.1%で無線が25.9%、認識方式別では光学式91.1%、非光学式8.2%、トラックボール0.7%となった。光学式で2000円台半ばの有線マウスが売れ筋で標準的なマウスといえそうだ。

 鉄球にゴムをコーティングしたボールを使うためゴミが詰まり、使っているうちに動きが鈍くなる「機械式」のマウスは、今ではすっかり少数派。現在の主流はそうした心配のない光学式だ。しかし、さらに読み取り精度の高い「レーザー」式のマウスも最近登場しはじめている。

 センサー部の光源に高解像度レーザーを使っているため、従来の光学式センサーと比べて、解像度とスキャンの回数が大幅に増加し、読み取りの精度や安定性が格段に高い。従来の光学式マウスでは対応できなかった光沢面や不透明ガラスの上でも使えるスグレモノだ。しかし認知度はまだまだ低く、販売台数シェアも3%ほど。現在、レーザーマウスに力を入れているのは、レーザーマウスのうち50%のシェアを獲得しているサンワサプライや37%を占めるアーベル、13%のエレコムの3社だ。

 なかでも、最も人気が高いのがサンワサプライの「MA-LS3S(シルバー)」で、マウス市場全体では89位に位置している。高性能レーザーエンジンHP6000を搭載しており、従来の光学センサーでは識別しにくかった光沢感のある素材の表面を読み取ることができる。またホイールは垂直だけではなく水平のスクロールもできる。レーザー式で使い勝手もよいとなるとさぞや高いだろうと身構えてしまうが実は4000円前後で購入できる。

●ひたすらクリック回数をカウント……でも何に使うの?

 マウスの多機能化も着々と進んでいる。ボタンの数が増え、マウスポイントを合わせたところを拡大したり、メールの受信を知らせたりとマウスもなかなか忙しい。そんななかでも面白いマウスをいくつか紹介しよう。

 ソリッドアライアンスの「阿木山麗子」はクリックした回数をひたすらカウントするという、なんとも不思議なマウス。同社は「ビジネスの場面でクリック数によってパソコンを使った仕事量を計測し、従業員の業務査定を行う新しい基準として使う」ことを提唱している。しかし回数を稼ごうとボタンを連打しようものなら、液晶画面に亀が出現し、ひっくり返って抗議するというやや謎な仕様だ。とってつけたようなカウンター部も不思議な雰囲気を醸し出している。

 マウスといえばねずみ。世界で一番有名なねずみことミッキー「マウス」も、最近マウスコーナーにお目見えしている。バッファローの「BOMU-D」シリーズは手の平があたる部分にディズニーのキャラクターをプリントしたマウス。ミッキーマウスのほかミニーマウス、くまのプーさん、マリーの4種類で、大人でも欲しくなる可愛らしい一品だ。

 一方、サンワサプライのワイヤレスマウス「MA-WHNBS」は、電源までもワイヤレスで給電するという驚きの新機軸。ワイヤレスマウス本体は乾電池も充電も不要で、専用のマウスパッドから無線で給電するというもの。まずマウスパッドとPCをUSBで接続すると、マウスパッド側に電力が供給される。マウスパッド上に磁界が生じるため、これを利用してマウスに給電する仕組み。せっかくの無線マウスなのに、マウスパッドをPCに接続、というのは少々疑問の余地もあるが、なかなか面白いシステムだ。

●ワイヤレス率は3割弱でほとんど定着、しかし今後は……

 ここでマウスの無線化に目を転じてみよう。04年10月、ワイヤレスマウスの販売構成比率は初めて20%を超え、05年2月には25.6%に達した。しかし06年2月のワイヤレスマウスの販売台数シェアは25.9%。1年前から0.3%しか増えていない。このように長期にわたり大きな変動がなく、ワイヤレス化率は今のところ3割弱でほぼ定着しているといえそうだ。

 一頃、マウスもキーボードもすべて無線化するのではないかと見られていた時期もあったが、電源が必要で電池の交換などが面倒だったり、価格が割高になったりといったマイナス要因も認知されるようになり、有線モデルの優勢が依然続いている。

 都内の大型量販店のある店員は、「ワイヤレスマウスを購入するのはノートパソコンユーザーが多い。特にUSBプラグが左側にある機種を使っていて、コードマウスだと邪魔になる場合、ワイヤレスを選ぶようだ」と教えてくれた。逆にいえばかなり具体的な理由がなければ、なかなか無線マウスには手が伸びないという現状が見て取れる。

 しかし今、パソコンを取り巻く環境は大きく変化している。テレビ機能を搭載したパソコンが続々と市場に投入され、パネルの大型化もどんどん進んでいる。さらに富士通やNECが32V型のハイビジョン放送に対応した大画面パソコンを投入するなどで、テレビとパソコンの境界がきわめてあいまいになってきた。

 パソコン画面の大型化がさらに進めばパソコンはリビングに進出し、利用する距離もテレビのように少し離れてくるだろう。ソファに座ったまま操作をするようになると、コントロールははやり無線だ。現に富士通、NECは32V型パソコンにワイヤレスのキーボード、マウスを添付し、「パソコンから離れていても操作できる」ことをアピールしている。マウスやキーボードの無線化は、実はこれからが本番なのかもしれない。


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・約2200の店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。



(2006.4.5/BCN)


 デジタルデザインは財務体質の改善を本格化させる。06年1月期末の累積損失4500万円強を、早ければ4月末にも一掃する。財務面での負担を軽減して収益基盤を固めるとともに、資本・業務提携や人材確保などを進め、新たな成長軌道に乗せる。

 同社の06年1月期は売上高が前年度比39・7%増の34億円、経常利益が同3・3倍の1億4700万円。3期連続で増収増益を達成し、着実に収益基盤を固めてきた。

 同時に財務体質の改善にも取り組み、05年1月期末に約1億5000万円あった累損を4500万円強まで圧縮した。

 今期は「累損を減らし、利益を出し続ける企業にしなければならない」(寺井和彦社長)とし一掃する。できるだけ早期に財務体質の健全化を図り、今後の成長をにらんだ投資を推進していく考え。また現在は無配だが、配当の実施も検討する。
(2006.4.5/日刊工業新聞)

株式会社「家造.net」では、住宅建築に関するあらゆる有益な情報提供を通して、ユーザーに安心・安全な家造りをしてもらえるようにと、オ-プンなWebサイトを立ち上げた。http://www.iezo.net/
このサイトは、中立的且つ専門的な立場から住宅に関するあらゆる情報を提供するオ-プンなWebサイトで、ユーザーが家を建てたいと考えたスタ-ト時から完成、その後のリフォ-ムに至るまで有益な情報提供や一級建築士のアドバイスを受けられるシステムになっている。
子どもの通学を考慮して中学校区ごとに情報を整理し、地図も学区単位で作成したものを案内するとともに、住まい周辺のあらゆる生活情報(公園・病院・ス-パ-)を提供している。(現在名古屋市のみのスタートで順次拡大予定)

 角川グループの角川モバイル(東京・千代田)は4日、携帯電話向けに電子書籍を配信するサイト「ちょく読み」を始めたと発表した。グループ傘下の角川書店、富士見書房、メディアワークス、アスキー、エンターブレインの雑誌や書籍を販売する。

 若者に人気の小説ジャンル「ライトノベル」や、パソコンやゲーム誌の記事などを提供する。価格は1冊当たり300円前後、1記事当たり100円から。まずはKDDI(au)の携帯に配信し、順次NTTドコモなどにも展開する。将来は他社の電子書籍サイトへの外販も検討する。初年度の事業売り上げ見通しは1億4000万円。(2006.4.5/日本経済新聞)


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